歌稽古編~「くすの木」役 北川辰彦さん(2)

制作の現場から

オペラ『ニホンザル・スキトオリメ』、「くすの木」役の北川辰彦さんの歌稽古が続きます。今回もコレペティトゥール矢田信子さんとの二人三脚で、プロローグからエピローグまで精力的に全曲を通されました!「くすの木」役は、プロローグで「わしは、森一番の大クスノキで、ぽっかりホラアナを横っ腹にあけていた」と誇らしげに歌います。
この「大クスノキ」、「ホラアナ」、といった言葉から皆様はどんな樹をイメージされるでしょうか?国内にある巨樹、巨木のリストを調べてみると、樹齢1000年以上の各地の大クスノキがずらり。その多くにホラアナがあり、大きいものでは10畳の広さにも及ぶようです。写真は、先日団員が撮影してきた厚木市・妻田薬師院の樹齢800年のクスノキのホラアナ。そういえば、もともと長身の北川さん、この日はグリーンのシャツに茶色のズボンというコーディネートで、なんだか色合いも「くすの木」?!