キャスト・合唱・オーケストラ合わせが始まりました!

制作の現場から

昨秋、まだ暑さの残る頃から練習を積み重ねてきたオペラ『ニホンザル・スキトオリメ』(1/27すみだトリフォニーホール)、いよいよキャスト・合唱・オーケストラの合わせ練習が始まりました!(写真:オーケストラ・ニッポニカ)

上の写真(↑)は、第1景「森の肖像画コンテスト」~女王ザル:田崎尚美さん(ソプラノ)、オトモザル:原田圭さん(バリトン)、指揮:野平一郎、サルのコーラス:コール・ジューン/ヴォーカル・コンソート東京。「女王ザル」(田崎尚美さん)は、「かしこく、強く、わがまま」(間宮芳生の言葉)な役どころ。野平一郎もリハーサル中、田崎さんに思わず「女王さま」と話しかけるほどの威厳と迫力!

 


「女王ザル」田崎尚美さんと「オトモザル」原田圭さんは第1、3、5、7景に登場

 


リコーダーの高橋明日香さん。ルネッサンス風の小オーケストラの場面で大活躍!

 


左:「男」根本泰彦さん(俳優)は、プロローグ、エピローグをはじめ重要な場面で「くすの木」(右:この日、北川辰彦さんのアンダースタディを務めてくださったバリトン・大槻聡之介さん)と対話する重要な役どころ。

 

指揮の野平一郎(オーケストラ・ニッポニカ ミュージック・アドヴァイザー)と、演出の田尾下哲さん。

 

サルの民衆たち(合唱:コール・ジューン、ヴォーカル・コンソート東京)を煽るオトモザル(原田圭さん)。アクロバット的なアンサンブルを要求される合唱は、このオペラのもうひとつの主役ともいえるほど大変重要な役どころを各景で担います。右端で見守るのは、コール・ジューン指揮者の甲田潤さん。

 

「女王ザル」田崎尚美さん、「オトモザル」原田圭さんのやりとりは特に楽譜が込み入った部分も多く、野平一郎と副指揮者・四野見和敏さんとともに記譜を確認。右端は、パイプオルガンを弾いてくださる室住素子さんです!

 

第7景の「女王ザル」の絶唱と、名旋律を支えるロマンティックなオーケストラの響き…「人の心を動かす旋律」の名授業が語り継がれる間宮芳生の真骨頂に、どうぞご期待ください。

「女王ザル」田崎尚美さんと演出の田尾下哲さん。後方に野平一郎。

 

萩野緑さんが制作中の衣裳、西田俊郎さんの照明にも、どうぞご期待ください!

 

ゲスト・コンサートマスターの山口裕之さんと、楽員代表の加藤のぞみも、パート譜を確認中。