オーケストラの名称と風車シンボルマークについて
オーケストラ・ニッポニカは、作曲家芥川也寸志が提唱していた「日本人の作曲した交響作品を蘇らせる」ことを活動のひとつの柱とし、名称もそこからとりました。
生前の芥川也寸志はよく、「感動と言うのは精神の風車を廻すことである。たとえば、私たち音楽を愛する者が楽器の技術は拙くとも練習に練習を重ねて、僕等の拙い精神の風車を廻す練習をし、ある作品を舞台で演奏すると、その廻る風車の風に吹かれて客席のみなさんの精神の風車も徐々に廻り始める。さび付いた風車も、普段から手入れの行き届いた風車も勢い良く廻り始める。これが感動と言うものだと思う。だから自分の風車をまず廻そう・・・」と話していました。そこで、"風車"のイラストに小さくラテン語で「Mola venti spiritus」("精神の風車"の意)と入れたシンボル・マークを、ご子息であるデザイナー芥川貴之志さんにデザインしていただきました。
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