音楽監督:本名徹次
指揮
本名徹次ほんな てつじ
ニッポニカ初代音楽監督 (2003.1〜2011.4)
郡山生まれ。東京芸術大学器楽科中退。山田一雄、井上道義各氏に師事。在学中より指揮活動を始め、デトモルト、アムステルダム、ロンドンにて研鑚を積む。85年東京国際音楽コンクール指揮部門にて最高位。90年アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクール第2位。92年ハンガリー・ブダペスト国際指揮者コンクールにて第1位ならびにバルトーク賞を受賞。94年村松賞。第5回新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞。文化庁芸術選奨・文部大臣新人賞。平成9年度大阪舞台芸術奨励賞受賞。
94年以降、プラハ放送交響楽団、ハンガリー国立交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ザルツブルグ・モーツァルテウム管弦楽団を指揮。99年にはネザーランド・フィルおよびブルノ・フィルでいずれも高い評価を得た。01年よりベトナム国立交響楽団のミュージックアドヴァイザー・指揮者に着任し、楽団のアップグレーディング・プロジェクトで中心的な役割を果たしている。03年12月にはスロヴェニア・フィル定期演奏会に客演、ショスタコーヴィッチ/交響曲第5番が絶賛を博し、05年シーズン定期への再登場も決まっている。
これまでにケルンテンの夏音楽祭、国際バルトークフェスティヴァル、東急文化村・モーストリー・モーツァルト音楽祭、ICMC国際コンピューター音楽会議、オランダ・ミュージック・セッシオン10周年記念音楽祭、フィンランド・オウルンサロ音楽祭に出演。M.アルゲリッチ、E.レオンスカヤ、チック・コーリア、セシル・リカド、カツァリス、メネセス、ダン・タイ・ソン、中村紘子、小林道夫、江藤俊哉、等多数のソリストと共演した。
国内では、95年〜01年大阪シンフォニカー常任指揮者を務め、シューベルト交響曲全曲シリーズを完結。98年〜01年は名古屋フィルハーモニー交響楽団の客演常任指揮者も兼務し、00年のアジア・ツアーでは8ヶ国で指揮し好評を博す。96年〜99年、東京・ムジカーザにて「19世紀末ウィーンのカフェから生まれた音楽シリーズ」をプロデュースして話題となった。現在「オーケストラ・ニッポニカ」の音楽監督として活躍している。
近年はオペラ指揮にも積極的で、芥川也寸志「ヒロシマのオルフェ」、高木東六「春香」が高い評価を受けたほか、04年3月には大阪で一柳慧「モモ」、東京でマデルナ「サテュリコン」という2本のプロダクションを指揮し話題となった。
本名徹次後援会「ボッカ・ルーポ」のホームページ → http://bocca-lupo.com/