ソプラノ
野々下由香里ののした ゆかり
東京芸術大学声楽科卒業、同大学院修了。関西フランス音楽コンクール。第4回日仏声楽コンクールともに第1位入賞。パリ・エコール・ノルマル音楽院留学中、ナント、トゥールーズ、リオ・デ・ジャネイロ等国際声楽コンクールに入賞、1989年『フィガロの結婚』のケルビーノ役でヨーロッパ・オペラ・デビューを果たし、レンヌ、アンジェ両歌劇場で活躍。帰国後は、フランス、スペイン、イギリス、日本歌曲を中心に、中世から現代まで幅広いレパートリーで演奏活動。94年のリサイタル(東京文化会館小ホール、Pf野平一郎)では、“流麗、繊細な表現”と高く評価された。シャブリエ『教育不行き届き』、フォーレ『ぺネロープ』と、いずれも日本初演となったオペラに出演するほか、現代作曲家の新作初演にも積極的に取り組んでいる。古楽の分野では、「アントネッロ」「バッハ・コレギウム・ジャパン」との共演も多く、「北とぴあ国際音楽祭」(寺神戸亮指揮)ラモー作曲『ピグマリオン』彫像役、『エベの祭典』エベ、イフィーズ、エグレ、三役を演じ、多くの聴衆を魅了した。中村浩子、M・メスプレ、C・モラーヌ、G・スゼー、各氏に声楽を師事。バロック歌唱装飾法を大橋敏成氏に師事。日本フォーレ協会、コンセールC会員。上野学園大学声楽学科非常勤講師を経て現在、東京芸術大学古楽科助教授。
オーケストラ・ニッポニカとは、第2回演奏会で共演している。
(写真:K.Miura)
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共演したソリストの皆さん
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