浦野智行
バリトン
浦野 智行 うらの ちゆき
東京藝術大学で、はじめホルンを専攻、後に声楽に転向。日本音楽コンクール、奏楽堂日本歌曲コンクールなど、数多くの入賞歴を持つ。透明かつ柔らかい声と透徹したテクスト解釈で、安定した歌唱をみせている。オペラ、オラトリオの分野で活躍する一方、歌曲にも力を注ぎ、特にロシア歌曲の歌唱、解釈では高い評価を得ている。バッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとして、シュッツ「イエス・キリストの十字架上の七つの言葉」、バッハ「ヨハネ受難曲」のイエス役、「マタイ受難曲」のアリア、ワーグナー編曲によるベートーベンの第九交響曲の独唱のほか、カンタータ・プロジェクトのソリスト(いずれもBIS)として活躍中。2004年6月発売のCD「トルストイのワルツ〜ロシア文豪の音楽〜」(キングレコード)に歌曲で参加。音楽誌上で好評を得る。
共演したソリストの皆さん