間宮芳生先生ご逝去の報に接し、オーケストラ・ニッポニカ団員一同悲しみにたえません。享年95歳。
オーケストラ・ニッポニカは、間宮先生の作品を演奏し続けてまいりました。「交響曲」(1955)を第14回演奏会(2008 年)、合唱のためのコンポジション第4番「合唱とオーケストラのためのコンポジション子供の領分」(1963)を第29回演奏会(2016 年)、そして2019年1月の第34回演奏会は”間宮芳生90歳記念”としてオペラ「ニホンザル・スキトオリメ」(1965)および「女王ざるの間奏曲」(2018/オーケストラ・ニッポニカ委嘱作品)をセミ・ステージ形式で上演、当特設サイトで作品の詳細や制作過程、公演の様子をお知らせしてまいりました。その後もさらに「オーケストラのための2つのタブロー’65」を第43回演奏会(2024年3月)で演奏したばかりです。
2019年の公演までは演奏会場にもお越しくださり、元気なお姿を見せてくださっていました。
心より、ご冥福をお祈り申し上げます。

舞台上から聴衆の拍手に応える間宮芳生先生
オーケストラ・ニッポニカ第34回演奏会
《間宮芳生90歳記念》
オペラ「ニホンザル・スキトオリメ」
(2019年1月27日 すみだトリフォニーホール)
©澁谷学

オーケストラ・ニッポニカ第34回演奏会
《間宮芳生90歳記念》
オペラ「ニホンザル・スキトオリメ」
(2019年1月27日 すみだトリフォニーホール)
カーテンコールに応える間宮芳生先生と、
当公演を指揮した野平一郎
©澁谷学