本番前夜~すみだトリフォニーホールでのリハーサル

制作日記

オペラ『ニホンザル・スキトオリメ』、53年ぶりの上演、いよいよ明日1/27(日)16時開演です!当日券は14時半から発売いたします。今夜は会場のすみだトリフォニーホール大ホールでのリハーサルでした(上の写真は間宮芳生(右)と野平一郎(左)師弟)

パイプオルガン 室住素子さん

すみだトリフォニーホールの誇るパイプオルガンを演奏してくださるのは室住素子さん。パイプオルガンは、放送初演では別録音を重ねて放送しており、舞台初演では電気オルガンを使用したとのことで、本物のパイプオルガンがオーケストラが一体となった響きは、これまで作曲家・間宮芳生の中にしかなかったもの。実演で同じ空間に響くのは、今回の公演が初めてです、どうぞお楽しみに!

 

そして、この作品に不可欠なバグパイプは、フォルテピアノ・クラヴィコードをはじめとする鍵盤楽器やミュゼット、ハーディガーディの名手、上尾直毅さんが演奏してくださいます!リュートの金子浩さん、リコーダーの高橋明日香さんとともに、古楽の世界ではお馴染みの顔ぶれで、このオペラの中のサルの世界を「ルネサンス様式のアンサンブル」(舞台初演時の公演プログラムの間宮芳生のことばより)で情感豊かに描いてくださいます。

左からバグパイプ(ミュゼット)上尾直毅さん、リコーダー高橋明日香さん、リュートの金子浩さん

明日はご都合でお見えになれないパーカッションの有賀誠門氏(初演のときのメンバーのお一人)が、見学に見えていました。
オペラ『ニホンザル・スキトオリメ』は、こうした多様な楽器を含む大編成のため、1966年の舞台初演以降はなかなか演奏の機会がありませんでした。様々な楽器も大活躍して描かれる『ニホンザル・スキトオリメ』の壮大な物語、どうぞお聴き逃しなく!

1965年の舞台初演で演奏された有賀誠門氏(元・NHK交響楽団打楽器奏者)