演出家・田尾下哲さんと打ち合わせ

制作の現場から

オペラ『ニホンザル・スキトオリメ』は、オペラを初めてご覧になる方々や、ふだんクラシック・コンサートやニッポニカの公演にいらしてくださるけれどオペラはあまり観ないという方々から、オペラなしの人生は考えられない!というオペラ愛好家まで、幅広いお客様にそれぞれ気軽にお越しいただける公演にしたいと考えて準備しています。もともと日本語の作品ですが字幕を付け、ごくシンプルな照明や演出により、物語の展開がわかりやすい工夫をして上演します。そのため、ミュージック・アドヴァイザー野平一郎の推薦により、オペラ・ミュージカル・演劇の演出で大変ご多忙な田尾下哲さんに、セミ・ステージ形式での演出をお願いしています。
音楽稽古の進展に合わせ、田尾下さんと演出面について詰めることも増え、全国を飛び回る田尾下さんのお時間をいただいて打ち合わせをしました。セミ・ステージ形式の枠組みの中で最大限に作品をご理解いただけるように、今後も音楽面と舞台効果のバランスをとりながら、具体的なことをひとつひとつ決めていくことになります。