歌稽古編~「スキトオリメ」役 大槻孝志さん

制作の現場から

オペラ『ニホンザル・スキトオリメ』の歌稽古が続々と進んでいます。タイトルロールの大槻孝志さんは、間宮芳生のオペラ作品のご経験も豊富で「大好きで敬愛する作曲家」とおっしゃり、今回も並々ならぬ意欲で取り組んでくださっています。スキトオリメ役は、作曲家・間宮芳生の言葉によれば、「真実を見ぬき、それを描きつくす」という欲望に忠実に生きる、というイメージのようです。ニホンザル王国の異端者として激しく生きるありさまに、詩人と作曲家が何を託したのか…。まさに大槻さんの、強く輝かしい英雄的なテノールの声質が求められる役なのです。皆さまどうぞご期待ください!!
(写真:左から、コレペティトゥール矢田信子さん、大槻孝志さん、ニッポニカ運営顧問 奥平一)